甘くするコツは、保存方法にあり!
さつまいもは熟成がポイント。
さつまいもは長期保存をすることで、デンプンが糖に変わり甘くなります。
採れたてのさつまいもは、でんぷんが多く甘味が少ない状態。
この多くあるでんぷんを糖に変えていく時間が必要ということですね。
焼き芋のプロは、24℃の貯蔵庫で1〜3ヶ月もの期間、貯蔵・熟成させるそう!
さすがです!
1000時間以上泥付きで完熟に、砂糖では出せない「上品な甘さ」
さつまいもの旬
12〜1月が最も甘いさつまいも。
しかし、10月の今もとっても甘い!
前述したように、さつまいもは買ってからしばらく置いておくことで、更に甘くなりますよ!
保存方法
どのように保存したら甘くなるのか、具体的にみていきましょう!(①〜④)
さつまいもは生きています。
袋に入った状態だと酸素不足で呼吸できずに腐ってしまいますので、すぐビニールから出してあげましょう。
また、結露して水滴がつくと、その部分から腐ってしまいます。
さつまいもはとても水に弱い野菜です。
スーパーで売られているさつまいもはよく洗い、よく乾かされた状態。家では洗う必要はありません。もし洗う場合は、よく乾かしてから保存してください。
さつまいもは中南米が原産。
寒さに弱く、10℃以下の状況で腐り出します。
④ 新聞紙に巻いて冷暗所で保管
さつまいもを1本ずつ新聞紙で巻き、段ボールに入れます。(乾燥防止)
玄関や窓際などの涼しい場所で、2〜3週間保管します。
冷蔵庫で保管しても1ヶ月程度は腐らないようです。
でも冷蔵庫から出したら早めに食べることが大事だそう。
おいしいかは別ですね。。
ねっとり焼き芋の作り方
低温でじっくり焼くのがポイント!
それはなぜなのか。しっかり調理科学的根拠がありますよ。
さつまいもを低温・長時間で焼く理由
- 酵素を効果的に働かせるため
保存の時と同様に、さつまいもに含むデンプンが糖に変わるのに時間がかかります。
さつまいもは温めると、βアミラーゼという酵素がデンプンを糖に変え始めます。
βアミラーゼは70℃で活発に活動をするため、徐々に温度を上げると甘くなるそう。
- 水分を飛ばして味をよくするため
じっくり焼くのには、水分を飛ばす意味も。
水分が飛んで、さつまいもの味が濃厚になります。
実際に、焼く前のさつまいもと焼いた後のさつまいもを比較したところ、25%軽くなっていることが分かりました。
レシピ
中はねっとり、皮がパリパリで皮ごと食べられる焼き芋のレシピです。
おすすめの品種は、「安納芋」。(品種についてはこちらの記事も)
最近はメルカリShopで、直接生産者さんから新鮮なさつまいもを安く購入できます! >>【メルカリ】 <<
事前準備は、フォークで少し穴を開ける!(さつまいもが破裂することがあるので)
ありのままのさつまいもをオーブン(またはトースター)へ投入!
アルミホイルはいりません。
※ふっくらさせたい人は、アルミホイルを巻くと蒸した感じになります。
オーブンまたはトースターで
170℃ 75〜90分(余熱なし)
※スチーム機能は使わないのがおすすめ
※時間や温度は、さつまいもの品種や収穫時期にもよります
一方向から温めるタイプのトースターで焼く場合は、たまに上下をひっくり返すといいそうです。
90分と聞くと、気になるのは電気代…。
90分で50〜60円だそうです。
高いか安いかのご判断は読者様に委ねます…。
※地域や電力会社で異なります
ちなみに…
ガスコンロの魚焼きグリルでも、焼き芋はできます。
しかし、直火に近く、火加減はとっても難しいです。
濡らしたキッチンペーパーで巻き、ペーパーが見えないようにしっかりアルミホイルで巻いて焼きます。(キッチンペーパーが燃えないように注意してください!)
プロの作る焼き芋は、
さつまいもの品種・産地をピンポイントで選ぶそう。
それはもう格段の差がでますよね!
最も甘くて、最もねっとりしていると言われている「紅はるか」。
国産かつ産地違いの「紅はるか」の焼き芋の食べ比べがとってもオススメ!